1つは、80歳の人に18才の若者のように消費をさせる!(若返り)
そのような、政府、地方自治体の経済・産業・金融政策、企業の戦略・ビジネスモデルが設計できるかどうか?
コンビニは顧客の実年齢ではなく仮想の平均年齢を下げる戦略を構想しているか?
高齢者の純情。
ある80歳の高齢者、彼は一生働き尽くめで恋をしたこともなかった。ある日彼は、美しい15歳の少女を街で見かけて恋をした。彼は、その少女にインターネットでネットの中のロボットを使って話しかけた。彼は、年齢を明かさず、少女の足長おじさん役を演じるネットロボットとして彼女を見守り、18歳の少年のようにプレゼントし、いつしか少女も彼に淡いあこがれを持つようになった。彼は、それまでの仕事と蓄財に明け暮れた日々と打って変わって、彼女のために活発な少年のようにプレゼントをし、兄のように彼女を保護した。ある日、彼は彼女に会いにロボットを派遣した。ロボットの目を通しての初デートで彼は自分が会うこともできない、また結婚もできない理由があるが、君をずっと見守っていきたいと告げ、彼女は彼の自分への深い愛にうたれ恋は深まる。彼はロボットとネットロボットで彼女を保護し、やがて彼は88歳となり、彼女は23歳となった。彼は死期が迫ったことを知り、技術者に最後の願いを託す。自分が死んで後も彼女が幸せな結婚をするまで、ネットロボットとロボットが彼女を見守り続けること、それが最後の願いであった。この瞬間彼は永遠の命を得、彼女は彼の死を知らず、やがて彼女の結婚の日まで彼のネットロボットとロボットは彼女を見守り続けた。
この話には、2つの重要な未来を決めるポイントがある。一つは、80歳の彼は18歳の少年のように消費をするようになったということである。2つは、彼は死んだ後も消費し続けたという点である。この点は未来を考える場合の重要なポイントである。80歳から18歳に仮想の年齢が低下したという点は、政府にとっては国民、企業にとっては消費者の仮想の年齢をネットロボット、ロボットで操作しうることを意味する。また、死んだ後も消費し続けたということは、国にとって人口が、企業にとって消費者数が所与ではなく、仮想に操作しうることを示している。仮想の人口を増加させ、仮想の消費者を増加させることができるということである。
このおとぎ話は10年以前に私が考え、NHKのI-media研究会などで講演した際、幾度か取り上げた記憶がある。このおとぎ話が現実味を帯びたのは、数年前グーグルがインターネット・オブ・シングスを提唱してからである。2つは、80歳の人が95歳で亡くなった後も、消費し続けさせる!(不死)
そのような、政府・地方自治体の経済・産業・金融政策、企業の戦略・ビジネスモデルが設計できるかどうか?
お寺では、亡くなった方々も7回忌、13回忌・・・と消費します。残された息子に出費させないために、生前に弁護士と銀行にお願いしておきます(^^)
80歳の人が18歳の若者ように消費したとすると、80歳から18歳に「仮想の年齢が低下」したと経済的には規定可能である。もう一度繰り返すと、政府にとっては国民、企業にとっては消費者の仮想の年齢を政策、戦略、微意ジネスモデルで操作しうる。95歳で死んだ後も消費し続けたすると「経済的には死んでいない」と規定可能である。国にとって人口が、企業にとって消費者数が所与ではなく、仮想に操作しうる。
仮想の人口を増加させ、仮想の消費者を増加させることができる?
消費者の価値交換総数の増加が企業の売上高の増加に繋がる!
経済は価値交換回数の説明概念である?
価値の交換回数が国家のGDP、企業の売上高に相関する、かどうかの検証を行う必要がある。
日本政府は、価値交換回数総和を増加させる経済・産業・金融政策を設計できるかどうか?
日本企業は、価値交換回数総和を増加させる戦略・ビジネスモデルを設計できるかどうか?
グーグルは検索ロボットなどで、価値交換回数を増加させている。それがCM収入、売上高と相関している。
ヤフーオークションは価値交換回数増加と収益が相関している。
証券会社の売上は、取引回数(価値交換回数)×手数料に相関している。
上記の3原則は未来を考える場合の重要なポイントである。
政治家、官僚、経営者、価値交換回数総和を増加させることができれば、日本、日本企業は成長する。
「回数」は目標にしやすく、管理しやすい。