65歳以上の名誉教授が国家、各県に貢献する
大学などで長年(通常5年以上)勤務し、教育・研究で特に顕著な功績があった教授・教員が退職後に大学から授与される名誉称号で、各大学・高専が定める要件と手続きに基づき、大学自身が授与する。法的根拠は、学校教育法第百六条「当該大学に学長、副学長、学部長、教授、准教授又は講師として勤務した者であつて、教育上又は学術上特に功績のあつた者に対し、当該大学の定めるところにより、名誉教授の称号を授与することができる」である。国立大学法人では65歳の定年後に授与されることが多く、名誉教授のほとんどは65歳以上である。なお学術会議は任期6年、定年 70 歳である。
国立大学名誉教授の授与数
名誉教授は、東京大学では2025年102名2024年90名2023年78名2022年58名2021年78 明2020年79名2019年99名2018年96名2017年77名2016年71名2015年80名と平均82.8名授与された。東京大学教授数は2025年1352名で、東京大学では16.3名に1人が毎年名誉教授になると仮定してみる。
同様に富山大学を見てみると2025年教授数233名で平均15.5名授与された。富山大学では15.0名に1人が名誉教授になる。
国立大学法人名誉教授の数?
仮に全国の国立大学教授の15名程度に1人が名誉教授になるとすると、日本の全国の国立大学の教授数は現在まで過去20年間、2万人でほぼ一定であるから、毎年1300人程度名誉教授が授与される。20年間で2万6千人となる。
神戸大学では2013年4月に31人が新たに名誉教授になり計581名になったとあり、現在神戸大学教授は571名で、教授の数と名誉教授の数はほぼ同数で2万6千人という数字は多いかもしれない。
国立大学法人名誉教授の内訳
教授は2001年10月の文部科学省資料では国立大学教授20980人で、理系7割(理学3307人、工学4982人、農学1809人、保健3185人)、文系(人文2547人、社会2342人、教育2006人他)が3割で。この比率で考えると名誉教授は理系1万8千人、文系8千人程度と考えられる。
名誉教授調査は、南部広孝氏が2017年度に18 大学 336名についてアンケートを行っている(https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp › filesPDF)。
名誉教授の利活用の現状
国家、地方のために、名誉教授は18歳以下に対するSTEAM教育への活用を行っています。そこから、名誉教授が国家、地方に貢献する世論を作っていきたいと、活用を進めています。
欧米では、80歳以上で大活躍の教授も多く、米国では教授の定年もありません。韓国は日本と同じ65歳定年だったのですが、ソウル大学は優秀な教授に5年、最長10年の定年延長を決めました。そうしないと、欧米へ優秀な教授が脱出してしまうため、とか。
日本の名誉教授の7割は理系と考えられますが、全国調査されたことはありません。
現在、国家、地方のSTEAM教育に2万人以上の国立大学名誉教授が貢献できればと、考えています。
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