食料・知財・ブランド・先端技術の価格の高騰ではないかと思われる。
2.その高騰を仕掛ける場は、
現実世界と仮想世界(インターネット世界)の双方である。
3.米国企業は現実世界の中の覇者を脅かされている。世界の今後鍵となる50品目で自国企業がシェアトップを占めるのは米国19品目、日本12、韓国8、中国5、欧州5である(日本経済新聞社は2013年6月30日、2012年の世界の「主要商品・サービスシェア調査」をまとめた。対象50品目。http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD270QW_Q3A630C1MM8000/)
4.この現実世界の覇者を続けることは米国企業、それを支援する米国政府の最大の課題である。
5.メタファー
第二次世界大戦は空軍の時代であった。地上戦、海戦は空軍の爆撃によって支えられた。
これを、清家得意?のメタファーで未来の産業戦争に「投影」してみよう。
6.現実世界の産業戦争=地上戦・海戦、仮想世界の産業戦争=空軍
第二次世界大戦で、空軍の支援、制空権の無い、地上戦、海戦は圧倒的に不利になった。
未来産業戦争において、
仮想世界、インターネットの支援、「制空権」の無い企業は、産業戦争で圧倒的に不利になる?
7.そのように考えると
未来において、現実世界のビジネス、産業覇権をめぐる激しい争いが起こる前に、現在、米国企業、米国政府がやっておかなければならないことは、
米国の作り上げた仮想世界(インターネット)の覇権を揺るがない確実なものにすることである。
中国、ロシア、そしてインドであっても米国の仮想世界覇権を揺るがす可能性のある行動は許せない。
9.そして
①仮想世界から現実世界を「爆撃」するための手段を確立する。
②仮想世界(インターネット)「制空権」をとるための手段を確立する。
③仮想世界の「爆撃」に支援されて、現実世界でのビジネスを有利に進める手段を確立する。
この3つの手段を米国企業は自己組織的に獲得していくことが予測される。
10.さて、
歴史を遡ると、米国企業の戦略は、多分に意図的なものではなく、自己組織的、経験的に形成されていく性質のものであったのではないか?
未来においてもおそらくそうなるのではないか?
11.また米国の歴史も、
常に米国政府の建国理念と構成員がつくりあげてきた政策の積み重ねで、
自己組織的に形成されたものかもしれない。
「体質(性格)が未来(運命)をつくる」
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