2013年11月24日日曜日

12月18日水曜日清家研究室修士論文・卒論・就活・婚活?宣言最終報告会

2013年度富山大学経済学部清家研究室「卒業論文」「修士論文」「就活」最終発表会



富山大学・富山大学大学院経済学研究科企業経営専攻(MBA)  

 
教授 清家彰敏



各位


 時下 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より、清家研究室にご協力をいただき、誠にありがとうございます。今年も恒例の、大学院修士論文・卒業論文最終発表会を下記にて開催する運びとなりました。ご多忙のところ誠に恐縮ですが、ご臨席を賜り、学部生・院生にご叱正ご指導を賜りますようお願い申し上げます。                                                         敬 具

         記

1.目的 

 

大学4年生・修士課程の2年生を対象に、卒論・修士論文最終発表、婚活?将来PR宣言


大学3年生・大学院1年生就職活動自己PR宣言、


大学院1年生修士論文発表


 をパワーポイントで行い、最終的な修士論文・卒業論文完成に向けて、問題点、課題を明確にする。

(なお、修士論文の提出は2013年1月末、その後審査となります。)


2.日時  2013年12月18日(水)9:30〜19:00(予定)


3.会場  富山大学経済学部4階 視聴覚教室


4. プログラムは今後発表します。中間発表参照+になると思います。


5.皆さま、諸先輩ご臨席お待ちしております。

参加申し込みは不要です。(参加自由:どなたでもご参加お待ちしております)

4年生3人にF先生(X社社長:元北陸銀行)からご指導

4年生のうち3人にF先生(X社社長:元北陸銀行)からのご指導

1 Tさん
 
  Nグループは巨大企業なので「強み、弱み」は困難ですが着眼点
 は良いと思います。サーベイ論文で自分としての絞り込みが挑戦する
 ポイントで、まだまだ良いものが研究できる余地があると感じました。

2 Mさん  
 
  銀行の金融論の基礎を学べはもっと骨格ができると思います。概論だけでも
 マクロ経済と金融制度の概要を勉強しておくと後で役立ちます。また
 銀行実務を習得するにも苦痛なく興味をもって取り組めると思います。

3 Tさん
 
  金沢の良い会社に内定して良かったということです。本人の意欲・モチベーション
 も高い。先生のアドバイスも良かったと思います。


2013年11月16日土曜日

2013年度富山大学経済学部清家研究室「卒業論文」「修士論文」中間発表会2013年11月20日

2013年度富山大学経済学部清家研究室「卒業論文」「修士論文」中間発表会


富山大学・富山大学大学院経済学研究科企業経営専攻(MBA)  

 教授 清家彰敏


各位

 時下 ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日頃より、清家研究室にご協力をいただき、誠にありがとうございます。今年も恒例の、大学院修士論文中間発表会を下記にて開催する運びとなりました。ご多忙のところ誠に恐縮ですが、ご臨席を賜り、学部生・院生にご叱正ご指導を賜りますようお願い申し上げます。                                                                         敬 具

                 記

1.目的 

 大学4年生・修士課程の2年生を対象に、修士論文中間発表をパワーポイントで行い、最終的な修士論文完成に向けて、問題点、課題を明確にする。(なお、修士論文の提出は2013年1月末、その後審査となります。)

2.日時  2013年11月20日(水)9:30〜18:00(予定)

3.会場  富山大学経済学部4階 視聴覚教室

4. プログラム

09:30

1、「通信が生み出す可能性と未来—NTTグループの経営戦略—」 田島卓二郎

09:45

2、日本型サービスの中国移転について M2劉ケイケン

10:10

3、「北陸銀行の将来性 —地銀No.1を目指して—」 盛田尚暉

10:25

4、日中ラジオ放送の比較研究 M2包トラガ

(10分休憩)

11:00

5、「JA共済連の経営戦略と今後の課題」 藤原多実子

11:15

6、「交流人口の拡大に向けて」 岩井彬穂

11:30

7、自動車部品企業のBOPビジネスの可能性の模索 M2稲葉知香

11:55

8、「ジェネスの4つの事業と“つながる"新提案」 下出麗美

12:10

9、「澁谷工業における再生医療事業戦略」 平良央

12:25

10、大学3年生、修士課程1年生の自己PR(就活PR、将来計画、来年の修論PR)

(約1時間半休憩)

14:00

11、中国平和堂における中国型経営戦略の形成過程について M2劉ジンエイ

14:25

12、「地方銀行で生き抜くには—北國銀行のケース—」 柳田穂乃実

14:40

13、中国ホテルの事業構造の転換-ホテルにおけるビジネスモデルと予約システムの革新- M2虞エイ

15:05

14、「トヨタ車の北陸における販売戦略」 山崎 真

(10分休憩)

15:30

15、ハイアールの海外進出について M2亢迪

15:55

16、「ブランド化戦略について—JR西日本のケース—」 山岸秀生

16:10

17、「コンタクトセンタの経営戦略—NTTマーケティングアクトの場合—」 山下沙織

16:25

18、中国におけるコンビニエンス・ストアのビジネスモデルの革新 —部会を中心として— M2肖万慶

16:50

19、大学3年生、修士課程1年生の自己PR(就活PR、将来計画、来年の修論PR)

(10分休憩)

17:15

20、製薬業界におけるM&Aと組織変革の人的資源管理 M2山口俊輔

17:40

21、 社会人のコメント

17:55

22、 清家教授:総括

5. 連絡先

 清家研究室大学院幹事長 肖万慶 

 TEL 080-4255-9831  

 E-mail: m1230105@ems.u-toyama.ac.jp

ご多忙中とは存じますが、ご臨席いただけますようお願い申し上げます。なお、準備の都合上、可能であれば前日まで出欠をメールアドレスにご連絡くだされば幸いです。                             

                               以 

2013年11月7日木曜日

日本企業の強み1

1)日本企業は、構成員に長期間にわたり競争させ、合理的な行動を組織構成員に行わせる。
2)日本企業の人事制度「ジョブローテーション」は構成員の多能化、汎用化、互換化を進める。
3)競争相手が増えるため競争は激しくなる。長期雇用のため、構成員間で長期間競争が起こる。
4)長期間競争は、企業の内部組織において、構成員に出世競争、改善競争、イノベーション競争を行わせ、企業は長期間連続的に革新される。
5)企業グループの経営においても、各企業を競争させ合理的行動を行わせることが可能である。
6)各企業を多能化、汎用化、互換化させることは、競争構造をつくる。
7)多能化することで競争相手が増加し、日本型経営の強みが内部組織の境界を越えて広がり、強みが企業グループ全体(組織間関係)でも発揮される。
8)長期間競争は、グループ全体の効率化、イノベーションを実現する。

9)柔軟な戦略が行えるようになる。

2013年11月4日月曜日

ピラミッド型企業グループと逆ピラミッド型企業グループ 日中産業競争力研究

日本の企業グループ

 日本の企業グループは、製造業では、①親企業が系列の部品企業から部品の安定供給を受ける。②内製化した場合の財務的、人的負担を軽減し、親企業本体をスリムにできる。③親企業は部品企業との間で、安定した受注と技術・経営指導、資金援助、長期計画など多面的情報提供を受ける。④技術の共同開発、改善、イノベーション、生産・物流の同期化(世界に広がる工場・サプライチェーンのジャストインタイム)を行う。

 企業グループは市場と組織の中間的存在であると規定できる。市場利用のコストより安いコストで取引が可能な場合には、組織化して生産要素を入手したほうが有利になる[1]。企業グループは市場を組織化する戦略の結果作られる。

製造業の企業グループは、親企業が部品を組み立てて最終製品を造るピラミッド型と親企業が先端素材・先端部品を多様化させて供給する逆ピラミッド型がある。ピラミッド型はトヨタ生産方式に代表されるトヨタグループが代表である。逆ピラミッド型は新日鉄住金グループが代表である。

新日鉄住金の高炉が造る鉄鋼を全産業に供給する際、用途に合わせて加工する企業群である。ピラミッド型は規模の経済が、逆ピラミッド型は範囲の経済がグループの原理となる。ピラミッド型はトヨタグループが完成型のひとつと考えられるが、逆ピラミッド型はまだ未完の型で今回の日中産業競争力研究の課題と考えている。

例えば、

パナソニックがサムスン、アップルへ先端部品を供給する際、膨大な技術資源を活用し、顧客ごとに先端部品子会社を分社し、逆ピラミッド型グループを構築することは合理的である。



[1]Coase, Ronald H., “The Nature of the Firm”, Economica n. s., 4 November 1937