Q1 中国と日本の海外進出の動機の違いから、将来を担う子どもたちの育成目標を考えよ。
中国と日本という海外進出で対照的、対称的?な国家について、中国は個人主義、リーダー中心の海外進出、日本は集団主義、フォロアー中心の海外進出といった話でしょうか。
中国では、海外進出の中核になる企業は、リーダーシップが強い企業であり、強いリーダーが求められます。中国型リーダーに育つ子供は、成人すると、個人の意志を強く反映した海外進出を行います。それに政治体制(国家による土地所有)によるモティベーションが加わります。中国型リーダーはフロンティア精神に富み、周囲に優越した存在であることが期待されます。フォロアーになることを選ぶ子供は一人っ子政策の影響もあって少ない。
日本は海外進出において、①企業単位、②従業員の意思を反映した、③集団志向の進出になる傾向があると考えています。集団志向の企業では、フォロアーが中心の集団になる傾向があります。そこから、フォロアーはどのような要件が求められるかという点だと思います。
日本型フォロアーになる子供は、周囲への配慮、能力の連続的な進化、集団全体としての競争力(チームプレイ)発揮への貢献意欲が期待されます。
それを支援するのが日本型リーダーで、周囲に優越することは必ずしもプラスではなく、むしろマイナスのことさえあります。周囲に卓越するリーダーは強いカリスマと高い識見、尊敬される人格が求められます。したがって多くの日本型リーダーは優越するよりは、調整役に徹します。
Q2 クールジャパン、アニメ等の影響が、世界の子どもたちの性格形成にどのような影響を与えるか。
クールジャパンの影響は、かつてのアンデルセン、グリムが世界の子供に与えた影響、20世紀ハリウッド映画、ディズニーが世界の子供に与えた影響(フランスにはあまり影響を与えませんでしたが)に匹敵するかどうかを論じられることを期待していました。
世界の子供たちが共通の幼馴染(白雪姫、赤い靴・・・ミッキー)を持っていることは、欧米中心の前世期の特徴だと思っています。そのことが成人後、どのような影響を政治から文化まで与えたか、は計り知れないのではないでしょうか?
クールジャパン、コミック、アニメのアンデルセン、グリム、ディズニーとの相違は?これは21世紀の未来政治から文化までを考えるキーファクターだと思っています。
正義・仲間・努力・感動はアンデルセン、グリム、ディズニーにもありますが、特に仲間・努力は日本アニメは強い。このことは、世界への日本企業の進出の文化的支援になるといった直接的なことから、遠く国際法にまで影響を与えるかもしれませんね(^^)
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