配置薬は富山の伝統産業である。江戸時代は、立山信仰に基づき、現代の統合医療ビジネスを形成していた。
全国を歩く越中富山の薬屋さんは、立山のお札と配置薬を持ち、子供たちには大人になるまでに起こりがちな病気、そのときの対症法を説き、大人には加齢と病気、また人生の悩みまで相談に乗った。最後は立山詣=観光で人生を全うした。
立山信仰に基づき、人生設計と健康管理の重要性を全国にPR。生まれて健康に育ち仕事をし、やがて後継者に道を譲り、死んでいく過程への癒しと伝統的健康相談「統合医療」であった。
それを現在に再現しよう。
デジタル超「配置薬」システム
配置薬業は各家庭と路上に「薬」に加えて「情報端末」を置いてデータを収集する。
家庭と路上での「情報端末」(スマホ・スマートテレビ・自動車情報通信端末、都市の診断見守りシステム)は、住民から細かいデータを収集する。
例えば自動車からは運転状況のデータが収集できる。高齢者の運転状況を長期間モニターする。「脳梗塞などの症状が表れ運転に乱れが生じている?」といったデータを感知することも可能となる。
この「情報端末」からのデータを受けて、病院は「富山型統合医療システム」を確立できる。
情報は包括検診データ:臨床項目間(関係推定)
病院は最先端医療のデータを使って包括診断し、
「医食同源」ビジネスを富山で拡大することが出来る。
配置薬業は
「情報端末」のデータを受けて、置き薬の薬の構成を住民個々にオーダーメイドで変える。以前より高い住民サービスを行うことが可能となる。
配置薬業のデジタル配置薬企業への革新である。
この病院とデジタル配置薬企業に加えて、衣食住の企業が参加し、デジタル超「配置薬」システムを構築する。
デジタル超「配置薬」システムでは
病院(医)、配置薬業(薬)、農協(食)、見守り会社(情)、健康住宅会社(住)、健康衣服下着(衣)、都市の癒し環境(動物セラピーなど)
が医食同源に基づいた住民サービスを情報端末からのデータにより展開する。
日本は、欧米と比較して、病院から健康衣服下着までといったきめ細かな住民サービスビジネスで優れている。
また日本人は仕事を常に改善、高い顧客満足を与えようと務める。
その結果、住民へのホスピタリティは日々向上することになる。これは日本の強み。
日本型住民サービスを情報端末でよりシームレスにする。それがデジタル超「配置薬」システムの目的である。
これで世界に先駆ける。
将来は
医療ビッグデータの利活用による最先端オーダーメード統合医療を富山で実現し、
さらなる住民サービスの向上を図る。
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