2011年4月24日日曜日
スピード経営語録 最速は一人企業?
以下は、単元ごと、ゼミ生で詳しい内容を知りたい人は清家まで質問してください。
1.企業(自治体)どうように顧客も組織(清家彰敏『顧客組織化のビジネスモデル』中央経済社)を持っている。顧客まで含んだ組織設計は経営を「加速」させる。
2.顧客と企業は一人対一人でソリューションするのがもっともスピードが早く・速く・疾い。
3.一人企業(情報装備一人企業:清家彰敏『進化型組織』同友館)は最速を追求できる。
4.一人企業が最速の理由は組織における「調整作業」「調整コスト」がもっとも小さくなるからである。
5.調整コストへの対応として日本では中間管理職が大きな役割を持っている。中間管理職の役割の設計は、変化する顧客組織と企業組織との調整コストを最小にすることにある。
6.企業の危機は、急激な顧客と顧客組織の変化と急激な技術の変化の結果であり、日本は前者に強く欧米企業は後者に強みを持っている。
7.危機の前兆は人材の変化とイノベーションの動向から分かる。
8.イノベーションは技術においては周知のごとく発明、発見から起こる。
9.イノベーションは社会においては宗教、思想、事件(たとえば東日本大震災)、戦争などによって起こる。
10.人材の変化は育成の失敗、移民、革命によって起こる。
11.急激な顧客の変化に対して、組織は小規模組織化することによって対応すべきであり、その究極が一人企業である。
12.10年後情報装備一人企業は人工知能の進化によって、ナノ単位のビジネスモデル設計へと進化するだろう。
13.一人企業は内部組織、社外(組織間関係・社会)において重複投資と過当競争を招く。
14.重複投資、過当競争にならない共通インフラ(プラットフォーム)設計によって一人企業化のベクトルは組織を加速させる。
15.技術の急変、例えば電気自動車などは、企業(自治体)組織、顧客組織に変革を迫り、それに対応できなかったら滅びる。
16.技術の急変をリーダーが先取りして”早く”対応勝利する事例が欧米企業(自治体)には多い。
17.技術の急変に対して、リーダーが短期的機会主義的成果より長期的利益を優先させ、長期的な視点で組織再編を行う企業(自治体)が日本には多い。これは短期的には”早い”を犠牲にするため”速い”組織へと転換させなければ敗者となる。事例としてトヨタ自動車など。
18.グーグルはミッションステートメントを発して、技術変化、社会変化を先取りして少数のリーダーによって起業された。ミッションに共感する同士の集合が組織であり、「決定のプラットフォーム」ができているためて”早い”決定ができる。
19.ミッションを達成すればグーグルは社会的使命を終え消えると社内外が信じている限りにおいてグーグルは将来的にも”早い”決定を継続できる。
20.グーグルの起業は「固定費ゼロ・変動費のみ」で説明できる。
21.常に後発起業は先発起業に比べて固定費を大きく節約でき、少ない投資で成功できるというのが情報通信化の原理
22.情報通信化は内部知識より外部知識の量的増加が著しい。
23.外部知識とは、主体(個人、組織)以外が保有する知識であり、級数的に増加している。
24.外部知識の利用によって起業の固定費がゼロに近づいていく。
25.さて、グローバル化によって起業の固定費は節約されるのか増加するのか?
26.情報通信化によって固定費が節約できるということは仕事(活動)においても投資額を低減させる。
27.起業の固定費が無くなることは固定費をめぐる作業を省略できることを意味し起業が”加速”する。
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