2012年1月26日木曜日

新しいMOT MOT+

MOT+講義
                          清家彰敏
1.MOT環境の3つの変化
 1)スピード化
 2)仮想化(インターネット+クラウド+センサ)センサがキーワード
 3)ミドル化(トステムの社長はかつては社長だった。今は住生活グループのミドル)
2.技術プロセスへの要求
 1)強み NO1以外は世界で受け入れられない
 2)地図への欲求
 YKKAPは「100年間変わらない生活イメージ」の地図があると便利ですよね。
 マッププル技術経営(バイオは生命地図、化学産業・原爆はシミュレーション)
3.仮想化(センサの凄さ)
 1)コマツ 
建機のロボット化 建機のセンサとGPS 需要予測・パーツ供給・中古市場
 2)トヨタ 
①ワイパー天気予報(センサとしてのワイパーが動いているところが雨が降っている) ②タイヤ渋滞情報(タイヤの回転数がセンサ)
4.これからのMOT
 1)地図と現場
 2)地図が無く現場で地道に努力する日本の技術者。
砂漠で苦しみながら、実は山の向こうには川があるのに気づいていない。
 3)地図は3段階
①社長の地図、②国際規格(ISO)、③科学地図(ゲノム・有機化学・原子核反応)
4)村田製作所は
トヨタの地図(社長の地図)ではなくもっと上位の地図で勝負しているから儲かる。
5)トヨタ、パナソニックといった親会社の地図で勝負して儲かった企業は少ない?
5.MOT+の時代
 地図―戦略―計画
―企画―研究開発―試作―生産技術―工場―物流―小売―顧客
           ―製品―センサ―サービス―コンサル(相談)―金融―保険―
 ―企画―研究開発―試作―生産技術―工場―物流―小売―顧客は旧来のMOT
 地図―戦略―計画はマッププル
―製品―センサ―サービス―コンサル(相談)―金融―保険―はソリューションビジネス      
6.サムスン
 MOT+の企画(マーケティング)と工場(量産)とコンサル(相談:苦情処理)の3点のみで勝負
7.アップル、サムスンは兆円ビジネス、日立・東芝・三菱電機は百億円ビジネス
8.MOT+では地図―戦略―計画のプロセスで、コンピュータの中の地図上で、製品仕様を順に変えてシミュレーションを数万回行い、その後製品を販売する。

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