2015年1月18日日曜日

エコシステムの革命 プロデューサー・エンジニア組織

 エコシステムの革命 プロデューサー・エンジニア組織


企業において、競争力に繋がる中核能力はプロデューサーとエンジニアである。エコシステムのどこにこの2タイプの人材を求めるかで組織は以下の2タイプに分かれる。

1つは、内部組織内にプロデューサーとエンジニアの両者を持っているタイプである。トヨタ自動車が筆頭である。

2つは、プロデューサーを外部に求め、内部組織はエンジニアを中核とする。YKK,村田製作所である。

プロデューサーはファッションデザイナー、プロデューサーは組立企業である。

このプロデューサー機能を内部組織に置かないのが画期的エコシステムであり、顧客側に置く。

アニメ制作のA社のB専務取締役は、ユーザーである地方自治体の職員に最大限の情報を提供し、A社のプロデューサー的役割を担ってもらおうとする。

これは顧客である職員の成長支援、顧客への最大の貢献でもある。

顧客側にプロデュース機能を移転し、企画を行ってもらい、自社はその先端的「下請け」企業になる。

これが新しい。

ここから未来の組織が見えてくる。自社が主役ではなく、顧客を新しい主役にする。エコシステム革命である。

 主客が逆転するこれを革命という。

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