2019年3月29日金曜日

ロボット経済化の未来経済予測2035


         ロボット経済化の未来経済予測

      ハリウッド大学院大学教授(東京六本木ヒルズ)
      富山大学名誉教授・元北京大学客員教授
        元財務省財務総合政策研究所特別研究官
               
             清家彰敏


 史観1
フランス革命以前19世紀まで、王のためのインフラを作った国家、人が成功者であった。20世紀から現在 大衆のためのインフラを作った国家、人が、成功者になった。
未来は、ロボットのためのインフラを作る国家、人、?が成功者となる。?とは?

           
1.21世紀はロボットの時代である(注1)
  グーグル・フェースブック・アマゾン・アップル・ウイチャット・アリババ・・・ソニー上で稼ぐ秘書ロボットの級数的増加(グーグルホーム・アレクサ・・・・ハロー)理論は村上陽一郎の「文明のブルトーザー効果」
  あなたの周囲に情報が溢れ、どこででも情報が手に入り、入力も自由自在そんなユビキタス環境の中であなたがたはロボットと共生する(注2)
2.優れた人間の「得意技の代行=秘書ロボット」で稼いで、「あなたの収入」を増やす。営業代行は営業成績向上、収入増。人事代行は人材派遣成績向上、収入増。教育代行は講義+通信、収入増。
3.「秘書ロボットによる得意技の代行」で、優れた人間以外でも副業が急増。
  政府のロボット研究投資は消費支援型へ重点投資
  「生産支援型ロボットへの政府研究投資は失業増、消費支援型ロボットへの政府研究投資は雇用増へ」
  個人が「誰でも秘書ロボットで収入増」になる支援ソフト開発販売が世界で急拡大
4.秘書ロボットを従えた一人企業(注3)が急増。人員削減分があなたの収入増加の原理。これは数字で証明できる。一人企業化は営業、人事、教育、経理の代行をする秘書ロボットで起こる。
5.一人企業化、秘書ロボットで、企業グループの売上が急増、GDPが急増。論文1
6.超分散社会一人企業時代の到来。
7.日本中が一人企業になる。大衆生産大衆消費型の日本経済は一人企業化が進展しやすい風土。トヨタ生産方式の多工程持ち理論(トヨタ自動車元副会長大野耐一氏写真)。秘書ロボットを多工程持ちする一人企業。
8.企業数は数十倍に増加する。
9.大企業は一人企業の集合体になる。
10.      最も一人企業化が進行するビューティビジネス。ハーバード大学ジョーンズ教授写真とインタビュー。
11.      超分散社会・ブロックチェーンの大活躍。論文2
12.      一人企業世界制覇
13.      世界に一人企業が進出
14.      世界の大企業(労働集約型)VS 日本の一人企業経済
15.      日本の一人企業経済が世界を支配
16.      日本のGDPの急増。世界のGDPの30%が日本になる。
17.      世界の一人企業経済化
18.      世界のGDPの急増。日本のGDPが世界の5%に下がる。
19.      世界の人口80億人のセレブ化。ビューティビジネス。
20.      人間の役割のクリエーティブ化
21.      ロボット独立化時代 移民の経済学(教授 写真)
22.      ロボット間の優劣の始まり
23.      優れたロボットほど増加(ロボット進化論:自然淘汰)
24.      優れたロボット型がマジョリティになる。大量生産・自然淘汰・ダーウイン
25.      最初は効率が高いロボットが生き残り
26.      やがて、情報多消費型ロボットが生き残る。
27.      GDPの70%は消費。したがって、情報多消費型ロボットが優位。
28.      哺乳類型ロボットが優位。人間進化長谷川眞理子教授
29.      ロボット消費の時代
30.      情報多消費はロボットによる大量情報購入によってもたらされる。
31.      ロボットの大量情報消費に情報供給するロボットが大量に生産される。
32.      カンブリア爆発 写真
33.      多様な情報購入に対応するために多様な供給ロボットを生産するために、ロボットの多様化が起こる。
34.      多様化するために、ロボットの知財の合体が効果的、ロボットに雌雄が生まれる。
35.      供給側が多様化するのに合わせ、下流も多様化、多様化のためにロボットに雌雄型、すべての情報のロボット化(情報の知能化=生命化=「情報生命」)が生まれる。
 
 「すべての情報のロボット化は、検索側からの検索の限界。被検索側からの知能検索の増加によって起こる」これが情報生命化現象。

36.      ロボット経済の時代到来 2035年
 
もうひとつの史観がある。
成功者のうち、最終成功者は常に大衆に奉仕した国家、人であった。
遺伝子からみた進化論からいって、人類という種でもっとも成功者させたいのは、数を70億人まで増やした大衆であって、1%の富裕層ではない。さて、遺伝子は大衆を成功させるためにロボットを成功させる意図を持っているだろうか?それともミームについて、考える場を人類は持たなければならないのだろうか?

注1)エージェントネット経済について論じロボット経済化を2001年予測し、ロボット経済学の試論とした。
清家彰敏「エージェントネット経済とビジネスモデル」『情報系』オフィス・オートメーション学会,Vol.22,No.1(2001年4月)それから19年その折の予測の多くは実現した?
注2)清家彰敏「ユビキタス環境とロボット経営」『オフィス・オートメ―ション』オフィス・オートメーション学会,Vol.23,No.3(2002年9月)それから18年その予測は?
注3)清家彰敏『進化型組織』同友館,1999年。進化する組織構造の究極の形態としての自律性の高い情報装備「一人企業」について論じた。

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