日本企業は中国企業、欧米企業とミャンマーなどで合弁工場を作り、欧米・中国などへ輸出すべきである。
開発と工場は日本、商品化・営業は中国、欧米企業で分業すべきである。日本企業は営業力・商品化力が弱い。1980年代以降のメード・イン・ジャパンブームは日本商品の海外での販売力を強め、逆に人の力である営業力・商品化力を弱めてしまった。
Jリーグで一時期よく言われた。日本のサッカーチームはゴール際までボールを持っていくのは優れているが、誰もボールをゴールに蹴り込まない。だから負ける。そこで、ゴール際に外国人選手を起用した。外国人は躊躇わず蹴り込む。それに刺激されて、そのうち日本人も蹴りこみ始めた。長友、本田たちの登場である。
ミャンマー、バングラデシュ、アフリカで、商品化寸前までは日本が持っていって(日本人の組織プレー)、それを中国人が商品化して世界に営業して回る(中国人の卓越した個人プレー)。そのような未来を見てみたい。
そのうち、日本人も躊躇わず蹴り込む、商品化するようになる。中国人、欧米人もゴール際まで持ち込む重要性に気づき、商品化寸前まで持ち込む地道な仕事の大切さを感じ、それに喜びを覚え、従事する人が出てくる。
もちろん、海外まで行かなくても、日本企業の営業部、企画室、開発部門、知財部門へ欧米人、中国人、インド人を入れても同様な効果がある。彼らに一人でやらせたら(ゴールに蹴り込むのにいちいち指示されては困る)、通訳代を超えた素晴らしい商品開発、事業企画を行い。日本企業のゴール手前で止まっている「組織能力」は一気に開花すると思われる。
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