2010年7月31日土曜日

富山技術100選企業の新戦略 新100選も選ぼう!!

ちょっと飲み過ぎ?

富山大学のOBの皆様との会で酔っ払っていますね。

富山技術100選

さて、

平成22年年5月12日(水)13:00~18:00

富山大学黒田講堂で富山新100選を選ぼうとのシンポジウムを開催しました!

富山市長森雅志氏、北野芳則富山大学学外委員(元YKK副会長)以下、

富山技術100選企業の経営者の皆様、富山大学学生代表他230名

日 時:平成22年年5月12日(水)13:00~18:00以後懇親会で大盛り上がり

場 所:富山大学 黒田講堂

参加者:学生、一般企業参加者230名参加しました(授業サボって出席した学生はいないよね)。

13:00 委員長挨拶 富山大学経済学部 大学院MBA教授 清家 彰敏

13:05 挨拶 新世紀産業機構 理事長 石井 隆一(知事は海外へ行かれていて、残念、新世紀の専務理事にご挨拶いただきました)

13:10 富山がグローバル化するには何が必要か・・・YKKの経験から

      富山大学経営協議会学外委員 元YKK副会長 北野 芳則

とにかく熱い、アメリカYKKで大活躍された北野さん

富山の技術は素晴らしい世界に通用するポテンシャルがある!、

世界、未来へ伸びろとのメッセージでした。

13:30 基調講演:富山市長 森 雅志 

(演題)『富山市の未来に向けた取組み』

未来の大ビジョンと歯切れのよい答えに学生は満足。

終わった後、学生の歓声に取り囲まれて、市長もみくちゃ

お帰りになる「エコカー」まで黒山の学生

14:10「富山の技術100選」の現況調査研究報告(シンポジウムの写真の次に概要があります)

誰も知らない富山企業の内緒話       教授 清家 彰敏

15:00 休憩 体操(富山市キャラクター里ノ助、ライちゃん)

15:15 「これまでの10年とこれからの10年 技術と経営の流れ」 

       コーセル  代表取締役会長    飴  久晴 10分

トヨックス 代表取締役社長    宮村 正司 10分

世界NO1の宇宙船から家庭用ホースまでの技術からドイツと組んで環境技術へ、三菱地所と連携ビジネス

㈱立山システム研究所取締役副社長 吉田 一雄 10分

ITを使った高齢化社会への見守りシステム他、無限のビジネスの可能性。世界は高齢化へまっしぐら

セト電子工業㈱ 代表取締役社長  南雲 弘之 10分

電子表示装置で世界へ、これからはLEDで世界を拓こう

○知財の立場から富山の技術を考える

宮田特許事務所 所長       宮田 信道 10分 

知財を使ってのビジネス、世界はモノマネ商品が溢れる。韓国のビジネスモデルは①先進国の製品・技術から選択、②集中投資、③大量生産大量販売、これで日本はサムスンにやられた。これを回避するビジネスモデルが宮田先生のお話から浮かんだかな?学生君!

○富山の風土が生んだ技術者魂

富山大学地域共同研究センター副センター長 城石昭弘10分

富山の技術者の血のにじむような熱い挑戦が、工業出荷額(年間売上四兆円)、キヤノン、シャープを超え、アップルに迫る富山県の売り上げに繋がっているのです。

アップルを売り上げで抜こう!富山県庁頑張れ

16:10 休憩 アトラクション(富山市キャラクター里ノ助、ライちゃん)

16:25 自由討論(パネルディスカッション)

17:05  富山の歴史を引き継ぐ新たな100選候補 

富山県新世紀産業機構 産学官連携コーディネーター 高井 道雄

実は、

この10年間新しい富山技術100選に選ばれそうな企業が50社以上現れています。新しい分野が多いですね。

17:20 「富山100選と私たちの富山未来宣言」 大学学生代表 4年生加納君ご苦労様でした。

17:30閉会挨拶富山大学地域連携推進機構産学連携部門長                     

    教授 石黒 雅煕

18:15  懇親会(Cafe AZAMIにて)飲食、参加者多数で産官学交流となりました。 

以下は、

休憩時間に富山技術100選企業の経営者の皆さんの前で、

学生と富山市のキャラクター里ノ助、ライちゃんが踊っている場面です。

富山の偉い人たちばかりでビビっていた学生たちの緊張が崩れた一瞬!

最高盛り上がりで、

休憩トイレに行く予定の参加者もつい立ち止り、といった場面です。



富山大学「富山の技術100選」 2010年委員会

委員長 
富山大学経済学部・大学院MBA
教授清家彰敏
副委員長    
富山県新世紀産業機構参与 
東保喜八郎

20世紀の最後

2000年に富山県富山技術開発財団が『富山の技術100選』を選出いたしました。

21世紀に入り10年、

2010年選出技術がどう進歩したかを追跡し、調査結果を政産官学で広く共有したいと本アンケート調査

2009年12月から2010年1月実施しました。

目的

10年で開発分野、研究環境がどう変わったか、

今後公的支援はどうあるべきか、

富山100選への富山大学「富山の技術100選」2010年委員会のアンケート結果は以下である。

対象企業など100社(倒産など7社を除外し有効対象企業93)

有効回答47社、回収率50.5%。

回答者 商品・技術開発部門の方、もしくはそれに類する仕事の方

調査結果

技術を活用発展させている企業は81% (さらに大きく発展43%)
大きく発展は応用範囲拡大31%、海外・大企業評価24%、新特許21%、先端技術挑戦14%
販売先は海外が23%、全国が63%
選ばれたことで戦略・将来計画変更27% 大幅な売上増など16%、人材が集まった10%
現在新たな新技術開発中89%
新開発は自社ブランド75%
新開発の目的は技術優先33%、伝統発展28%、顧客満足20%、社会貢献9%、利益6%
新開発は自社中心64%、外部中心7%
外部協力、産53%、学27%、官20%
研究連携希望欧州17%、中国13%、米国9%、インド6%、無し44%
研究連携希望、関東30%、石川福井12%、関西5%、愛知5%、無し37%
売上予想に対して研究投資は50分の1以上47%(20分の1以上25%)、100分の1以下19%
研究助成期待、3分の1以上77%(半分以上44%)、10分の1以下8%
実際の助成見込み、3分の1以上42%(半分以上18%)、10分の1以下34%

清家感想

やはり富山は100選企業経営者を中心に、技術を武器に、世界に伸び、世界ブランドをつくるべきですね。

YKK、コーセルはもちろん

トヨックス代表取締役社長宮村正司氏、立山システム研究所取締役吉田一雄氏、セト電子工業㈱代表取締役社長南雲弘之他、世界に伸びる経営者、企業が富山を伸ばしていることが、学生たちにもよく分かりました。オンリーワントップ企業が多いのも富山の特徴

新100選候補企業の新しい企業もこの10年50社以上登場してきています。

今、日本は輸出が急増し、富山は医薬品(ジェネリック)が急増し欧米と提携し、数年後はインドへの医薬進出もありうる。

さて、昔話

現在でこそ、日本は資源がない国として自他ともに任じているが、中世から江戸中期まで、日本は金、銀、銅の世界有数の資源国、輸出国であり世界、特に中国はそれに大きく依存した。

中国と日本は、アジア太平洋地域、アジアで資源開発、起業、貿易で連携し、世界経済に影響を与えるパートナーでもあったのである。

日本人は現在、勤勉でシャイなイメージで世界に知られている。しかし、このイメージを形成したのは、三河地方の政権が江戸期に長期間日本を支配したことと無関係ではない。

実は、三河は江戸時代だけでなく2度日本を支配している?室町幕府を作った足利尊氏の軍の本体は実は三河勢であった。足利尊氏は関東から京都へ出陣する際自領の三河で大軍を編成し、天下を獲った。

戦国時代以前の日本人はオープンな性格でビジネスチャンスを求めて海外へ雄飛した。

中世、倭寇は日本海から南シナ海までの広い活動で知られ、海賊といったイメージで語られる。しかし、倭寇は、日本人が15%程度、主力の中国人以外、韓国、フィリピン、といったアジア人にポルトガル人まで加わったグローバルな多国籍軍で、技術導入、鉱山開発まで企画する産学官の多国籍企業でもあった。

例えば、「大阪」を移民・流通・金融特区として、完全開放し、東アジアの海の中心都市として機能させ、人口が1000万人を超えるまで拡大させれば、東京を超える繁栄をもたらし、将来的にコルカタ(カルカッタ)、シンガポール、香港、上海、大阪と結ぶ「海の大連鎖」経済圏を作り上げる可能性がある。

さて、富山

日本海は現在、世界でも有数の海上貿易ルートである。中国、韓国から米国へ、米国から中国、韓国へ次々と大型船が、対馬海峡から富山の沖をとおり津軽海峡を抜け米国へ行く。また米国から帰ってくる。

この世界貿易のメインストリートにある富山が技術を武器に世界に打って出るのは、今!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿