2010年10月11日月曜日
世界有数の貿易ルート「日本海通過航路」と国交省港湾投資 シャッター通りにあるお店が東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港?
太平洋岸貿易ルートは猫の子もいない寂しい「シャッター通り」?
人影もないシャッター通りにあるお店が東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港?
清家彰敏・清剛治「社会資本の老朽化・陳腐化とグローバル政策 - 太平洋側工業立地時代の終焉 -」研究・技術計画学会全国大会報告(亜細亜大学)2010年10月10日参照
米中・米韓貿易において日本海通過航路は10%近い日数と燃費の削減をもたらす(以前のブログ参照)。
中国の最大の輸出国は米国あこがれの「アメリカ」である。地球は丸いから、中国、韓国からアメリカに行くには対馬海峡を通って津軽海峡を抜けてアメリカに行くのが最短距離なのである。
したがって
日本海は世界有数の貿易ルートになりつつある。
また温暖化にともなって北極航路が開設されると、コンテナ船は砕氷船に先導され北極海、ベーリング海、日本海を通り、3 分の1の日数、燃費で欧中韓を結ぶ。日本海通過航路はさらに拡大し、将来世界最大の貿易ルートになる可能性がある。
さてアメリカ、中国、韓国は貿易大国である。2009年貿易額(単位は億ドル、1ドル85円計算)
(財務省「国際収支統計」、JETROより)
日本はGDPの割には貿易額は小さい。
それなのに
日本の太平洋岸を通るコンテナ船は日本向けだけになりつつある(太平洋岸貿易ルートは猫の子もいない寂しい「シャッター通り」になりつつある?)。
その人影もないシャッター通りにあるお店が東京港、横浜港、名古屋港、大阪港、神戸港とも考えられる。
将来を考えると
韓国は貿易依存度が強く今後とも積極的に貿易振興を行い、日本海通過航路はどんどん活用される。また中韓の輸出先としてのあこがれのアメリカはまだまだ輸入が増える可能性もある。
(輸出依存度=財の輸出額÷名目GDP、輸入依存度=財の輸入額÷名目GDP、輸出入は財のみサービスの輸出入は含まれない。内閣府「国民経済計算」、財務省「国際収支統計」、JETROより)
さて、どうしょう?
お客(コンテナ船)が通る銀座大通りになった「日本海通過航路」は大きなお店は博多港しかない。
お客は素通り、裏通りの「太平洋側シャッター通り」にお店があるので、「そちらに行ってください、昔は栄えてましたよ」と言われてもお客(コンテナ船)も困るよね。
どうすればいいか?考えてください。
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