芸術文化系ベンチャーは種を残す
芸術文化系ベンチャーの経営は二重構造で行われる。
①芸術文化系ベンチャーの経営
世界的競争力を持つ日本ブランドであるAKB48のアイドルたちも漫画家もアニメ作家といった芸術文化系ベンチャーの経営
②芸術文化系ベンチャープロモートの経営
それをプロモート、支援する秋元康氏集団、ジブリ鈴木氏集団など営業・経済的プラットフォームの経営、
の二重構造である。
哺乳動物は適応能力の向上によって進化し、昆虫は自己複製能力の向上によって進化する
プロモートする支援組織は哺乳類に似ている。プロモートは適応能力を進化させ、種ではなく個が生き残る道を探る。それに対して芸術文化系ベンチャーは昆虫に似ている。自己複製能力を進化させ個ではなく芸術・文化といった種を残するために、意図するしないに関わらずそれぞれのベンチャーが役割を果たす。
自己複写能力進化を行う芸術文化系ベンチャー、個人(一人企業)、小規模の事業集団は、芸術愛好顧客、二次創作、フアン心理応援団などの顧客に対して確率的事業(何が当たるか売れるかわからない)を行う。
市場を創造し、逆に支援事業プラットフォームは逆に適応能力を向上させ長期的にこの事業集団を支援し続ける。二重構造の経営モデルである。事業集団は次々消えていっても事業モデルという種は残りつづけて、進化し続ける。
これを、公的機関と芸術文化系ベンチャーについて考えると、公的機関である「支援プラットフォーム」が適応能力の進化を目標とし、そこで創業される「芸術文化系ベンチャー」は自己複製能力の進化を目標にする。かつての芸能・映画・放送業界では国家保護も含め芸術文化組織は適応能力の進化が求められ、政策が行われた。しかし、ご存知のように、現在のアニメ・ゲーム業界からコミケなどでは、芸術文化を志す個人、集団(芸術文化系ベンチャー)に適応能力進化を期待してはいけない。支援組織は適応能力を進化させなければならないが、芸術文化系ベンチャーたちは自己複製能力を進化させたほうが良い結果を生む。
かつてのシリコンバレーは、スタンフォード大学は適応能力を進化させたが、ベンチャーは伝説となった「パロアルト研究所」のパソコンキッズの遺伝子を大量に自己複製させた成果であった。
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