I-Media情報研究所主催
第3回 I-Media情報サロン
『えっ! 日本海側が、実はアメリカに近い?
~“海上新幹線”のポータルづくりを~ 』
富山大学経済学部・大学院MBA教授
中国社会科学院(政府)特別高級研究員 清家 彰敏 氏
NHK情報ネットワーク(現NHKグローバルネットワーク)が主催する情報化メディア懇談会の月刊誌『I-Media』に、6年間一回も休むことなく論文を寄稿された清家さんは、何度かの講演を含めて、ユニークな観点と先見性で各界に注目されました。そろそろ“清家節”が聞きたいとの声も強いことから、仲間内ならではの気策(奇策?)な未来トークをお願いし、今回はどんな話が聞けるのかの質問に次のような答えがメモ書きで返ってきました。
1.災害のなぜに秘密で答える?
原発災害について数々の分析・反省が行われ、復興構想が提案されている。清家は多くの省庁、海外での委員などを併任している立場からTVには出ない「なぜ」に答えたい。
2.日本海側が太平洋側よりアメリカに近い?
コンテナ船で香港からロサンゼルスに行くには日本海を通って津軽海峡を抜けるのが一番近い。これは地球が丸いからである。中国・韓国にとって日本海はもっとも重要な航路である。日本海航路は世界の銀座通り。北極海航路が温暖化で拡大すると益々栄える。
3.シンガポールから日本を通ってロサンゼルス、パナマまで海上新幹線?
日本海は、地球儀を辿るとマラッカ海峡~ベトナム~中国~韓国~日本海~北米西岸~パナマ運河がほぼ一直線上の大圏コース上に位置しており、ここを世界のコンテナの半数が通過する。
4.欧米とアジアの十字路、日本海にポータルサイトを!
温暖化とともにアジアのポータルサイト北海道(津軽海峡)東北、日本海は年々賑わいを増すはずである。韓国、中国、東南アジアのコンテナ船は日本海を通り、北米、欧州へ向かうのだ。日本の裏庭である日本海、北海道(津軽海峡)東北を隣人が通って行くのに、日本政府は背を向けて太平洋側の玄関ばかり綺麗に飾り立ててきた。日本海側に玄関を作らないでいると、隣人たちは立ち寄ることもなく、挨拶もしないで素通りするだろう。今後、太平洋側の港・都市は衰退? 日本海側の港・都市は大きなチャンス?
【せいけ・あきとし】1950年愛媛県生まれ。筑波大学大学院修士課程修了。ベンチャー起業で倒産を経験後、民間企業から文部科学省へ出向という異例の経歴を持つ。北京大学客員教授、財務省財務総合政策研究所特別研究官、経済産業省ロボット政策研究会委員、科学技術庁科学技術政策研究所客員研究官などを歴任。現在は冒頭の肩書き以外に、中国国研・スタンフォード大学最高経営者教育計画特別顧問、名古屋大学、北陸先端科学技術大学院大学,法政大学講師を併任する。
*今回も「頭にガツンと一撃」を受け、発想展開の鍵にしたいものです。(加藤和郎)
◇日 時 2011年6月17日(金)18:00~20:50
◇会 場 NHK青山荘 2F『あじさい』(和室) ※お座敷
和室(畳敷き)での着席スタイルです。楽な格好でお越しください。
〒107-0062 東京都港区南青山5-2-20
TEL:03-3400-3111
http://biztrip.livedoor.com/hotel/2004080047/access.html
(地下鉄「表参道」駅、A5出口より徒歩1分)
18:00~18:10 オープニング 加藤和郎
18:10~19:10 ゲスト 講演『えっ! 日本海側が、実はアメリカに近い?
~“海上新幹線”のポータルづくりを~』
富山大学経済学部・大学院MBA教授
中国社会科学院(政府)特別高級研究員 清家 彰敏 氏
19:10~20:50 情報 サロン お飲み物など片手に、気の置けない交流会です。
参加メンバーの紹介を含め、時流に沿った話題や情報など “おとっときの話”が飛び出します。
◇今後の予定 7月15日(金) ※変更のある場合はご容赦ください。
I-Media 情報サロン事務局
E-mail:info@i-media.jpn.com ★参加受付:TEL:03-6219-6055 Fax:03-6219-0056(担当:原)
★地下鉄「表参道」駅、A5出口より徒歩1分
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