2011年12月23日金曜日

日本の強みはスマートシティ ベンチマークすべき日本企業

1.日本の強みは3つあります。

1)SQDC(安全・品質・納期・コスト)をいかに社員に実行させるか。
2)環境・省エネ・最先端技術・改善手法・ブランドを強みとする企業へどう転換するか。
3)基礎となる5S(整理・整頓・掃除・清潔・躾)の哲学を持った社員をどう育てるか。

の3つです。

日本の世界に対するブランドは今後大きく変わってきます。それは「製造業」から「スマートシティ」創造への転換です。

ベンチマークする企業も替ります。
トヨタ、ソニーといった自動車、家電から、三菱、日立、東芝からセブンイレブンまでのスマートシティを創造できる企業から学ばなければなりません。

グローバル化には強みだけが重要です。弱みは無視し、強みに特化するという戦略があります。

2.今後のグローバル化における強みを整理すると

1)トヨタ生産方式
2)ロボット
3)アニメ・ゲーム
4)コンビニ

です。

3.最先端技術は独自ブランドを開発する意味でも重要です。

学ぶべき企業は次々登場しています。
日本の最先端ロボット技術とトヨタ生産方式が合わさった企業がコマツとも考えられます。

ロボットとアニメ・ゲームが結びつき世界を制覇しようとしたのがかつてのソニーという見方もあります。

4.中国上海で、世界でもっとも高いビルを建設したのは森ビルです。

これはただのビルではありません。
ビル1つが世界最先端のスマートシティとなっています。
ビルは建物ではなく都市であることを学ぶべきです。

このビルは「進化する」ビルです。日本のビルは改善チームを作って、建設後も環境・省エネを追求、進化していきます。

膨大な費用をかけて環境都市を創るより、すべてのビルをスマートにするほうが簡単だと思いませんか。
日本の建設業、清水建設、鹿島、大林から学んで世界にスマート「ビル」を作るという考え方もあります。

5.コンビニは街を変えます。

スーパーマーケットは街の一部を変えますが、コンビニは都市全体を変えます。
中国全体でコンビニは50万店できるかもしれません。
コンビニは3千点の商品が並んでいます。最先端の情報システムと金融機能を持ち省エネ技術もあります。

このコンビニも改善チ―ムを持っていて日々進化します。1年たてば3千点はまったく異なる商品がお客の好みに合わせて陳列されています。

6.新しい日本のグローバルな強みは、

環境・省エネ都市・最先端技術・物流が加わります。キーワードは「改善進化チーム」です。

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