2011年12月23日金曜日

系列におけるスピードと国内空洞化

日本の海外事業は、欧米企業の海外進出と異なり、進出後もネットワークは弱まらず、絆の強さがスピードでは負の効果となることも多い。
 しかし、この系列は国内空洞化においては正の効果をもたらしているとの指摘がある。系列は、空洞化、高齢化・人口減少の日本と加速する海外を「仕事の連携」による信頼で強く繋ぎ、海外の成長を国内の成長へと結びつける絆になる。
 吉川(2011)は戦後、経済成長率は人口の増加率と大きく離れているとして、元経済産業省次官望月(2011)は「積極的に海外投資した中小企業の国内の雇用はいったん少し減るが、数年後には元より増えるケースが多い」と述べ、空洞化・人口減少危機は杞憂との見解である 。

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