2010年8月4日水曜日

世界は3つの革新、人治から法治へ、個人から組織へ、模倣から学習創造

中国の中央電視台に出演したとき

の番組です。かなり緊張気味(笑)中央電視台は中国のNHKですから、紅白歌合戦に出た気分?


世界は3つの革新、人治から法治へ、個人から組織へ、模倣から学習創造へ

と転換中

そのモデルは、「かつての日本の経験」である。

(ただし、例によって英語で、「日本の経験」を欧米留学中に、欧米人から学ぶ)。


新興国、発展途上国の悩みは産業振興と民主化要求の2つであり、

その「モデルは日本」であると

留学生を迎える欧米の有力校の大学院では

1990年代以降(共産圏が崩壊した1989年以降に世界で討議された?)、

ほぼ共通認識がある?


その認識が無いのは日本の大学院だけ?



日本の民主化、産業化を学び


政治では明治以降の民主化

産業では戦後高度成長の日本


が世界で再現しようとしている。


その先頭を走るのが(走っていると思われているのが、韓国、そして中国である)


韓国は1970年代の日本の安定成長、自主技術・世界ブランド開発を学び1980年代の日本から現在、学んでいる(バブルだけは学びたくない?)。

中国は現在、1970年代の日本を、欧米留学時に「英語」で学んでいる。


1970年代の日本は

政治では55年体制(自民党内での政権交代(派閥内での政権交代)、政治と官僚の連携)

産業では1970年代の日本(列島改造、安定成長、自主技術・世界ブランド開発、環境対策)

であり、

今、中国は大変熱心に学んでいる。

やがて、インド、インドネシアが学ぶようになる。


さて、

世界、中国はなぜ、直接日本に学ばないのか?

これが、日本の最大の問題であり、これが留学生を迎える日本の大学院に突きつけられ

てきた最大の課題である。


僕は北京大学とこの10年以上、ずっとこの課題を抱え、討議してきた。

世界、中国の留学生が

日本で直接学ぶようになれば、誤解も無いし、それが世界、中国の政策に直接反映する。

中国の次はインド、インドネシアの留学生も直接日本で習うようになる。

世界に波及する!!


さて、欧米へのあこがれがあるから、世界、中国は日本から学ばないのだろうか?

欧米へのあこがれとはなんだろう?


米国で経済を学び、欧州の文化に触れるのが新興国、発展途上国のエリートの夢?

韓国では、「米国に留学し、欧州を旅し、日本で稼ぐ」のが一番格好がいい。

冬のソナタを観た人はよく分かりますね(「カンミヒ」モデル?楽屋ネタ!、エピソードカンミヒ)


なんだろうか?

さて

僕は、中国政府と協力して北京大学他と連携大学院を作るのが夢で


この10年以上

中国国有企業経営者の教育、訪日、訪中講座、指導を行ってきた。

結構、がんばったね!


しかし、まだまだ、もっと頑張らないと!





今、中国は世界の新興国の先頭を切って(オリンピック、万博・・・)

3つの革新、人治から法治へ、個人から組織へ、模倣から学習創造へ挑戦しようとしている。

そのモデルはやはり



1970年代の日本

政治では55年体制(自民党内での政権交代(派閥内での政権交代)、政治と官僚の連携)

産業では1970年代の日本(列島改造、安定成長、自主技術・世界ブランド開発、環境対策)

である。


これを日本の大学院は

中国政府の若手官僚、若手経営者、官僚、経営者候補の大学生に直接日本で学ばせることは

できないのだろうか?

それが日本の大学院の課題である。


教えるべき内容は、欧米人が英語で噛み砕いた「日本のかつての欧米人の書いた歴史、欧米人の解釈したノウハウ」ではなく

日本人の直接体験記、生きた言葉である。


これを中国、インド、インドネシア、世界へと直接、教えたい!!

産業政策、企業経営の一部の「トヨタの歴史、トヨタ生産方式は三河弁でないと本当のことは分からない?」
これが真髄であり、日本のノウハウの真髄が欧米人に分かっているか、伝わっているか、それが次に中国人へ伝わっているか、世界に伝わっているか、どうか、はなはだ疑問である。

産業化については、僕は現在、大蔵省、通産省の元事務次官に1970年代、1980年代までのインタビューをしてそのオーラルを保存しようとしている(早くしないと皆故人になってしまう)。

民主化についても共同研究のメンバーが同様の作業を行っている(早くしないと皆故人になってしまう)。


さて、中国から留学生が来ない理由を分析してみよう。


中国において米欧の国民的人気は高く、最難関中学である人民大学付属、北京大学付属、清華大学付属の同窓生の多くは高校を経て、北京大学、清華大学を卒業後欧米へ留学し、

帰国後

欧米協会(欧美)に属し定期的にパーティを催し

人治国家中国の政官・国有企業中核160社の中枢を構成する(国有企業は再編統合中である)。

中国での昇進は官僚、地方政府、国有企業、中央政府と一体で考えられ、

日本留学組は弱く人脈も機能していない。


この結果、

日本は大きな以下の損失を被る。


長期的には「日本の民主化、産業化の歩み」の成果を人類の進歩につなげた名誉を欧米に奪われる

短期的には以下の損失!

世界の新興国、中国や発展途上国の投融資政策、特に

インフラ政策において欧米がパートナーとして選ばれ、日本が選択されない大きな原因となっている。


上記は、中国だけでなく、世界のあらゆる国で起こっている。


欧米のように

日本の大学院はもっと頑張らないと!!国家的損失である。


欧米は、キリスト教会が現地大衆の教化を、エリート教育を本国大学院が行った。
現地の大衆とエリートを「教化」して、欧米を世界に売り込んで、そこから現地の政治・経済・軍事、産業支配を行ってきた。
その教会、大学院による「教化」の歴史が現在の欧米支配の世界を作ってきた。欧米にとって大学院は「強力な最終兵器」だったのである。

20世紀になって、それにハリウッド映画・テレビ・ディズニー、フランス観光・世界遺産が戦列に加わって最強の布陣となった(子供大人の洗脳?欧米へのあこがれ)。

とにかく現地の「人」を教会が、人質のエリートを本国大学院が抑え込む!!!そこにハリウッド映画艦隊が艦砲射撃を打ち込み、つるべ打ち、これで現地政府は壊滅。観光という名のバーチャル難民がフランスに流れ込む(笑)。

欧米の戦略の鍵は「人」である。


しかし、実は世界の政治、産業の原理は今、「人」から「組織」へ転換しようとしている???

(本当?清家先生、自分の専門が経営組織論だから、手前みそ?手前ミス?)

世界は

3つの革新、人治から法治へ、個人から「組織」へ、模倣から学習創造へと

転換しようとしており、この状況を変える機会ともいえる。

このやり方を一緒に考えてみませんか?

富山大学生、留学生も考えて!

実は、ハリウッド映画艦砲射撃以上?の激しい艦砲射撃を
20世紀末から現在まで世界に打ち込んでいる国がある。

それはどこの国でしょう?

回答は一緒に考えましょう

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