2010年8月24日火曜日
死ななくなる人間 生まれ変わる人間
高齢者の話し相手のネットロボットはこれから重要である。特に連れ合いが亡くなったりした高齢者がテレビの前に座りっぱなしといった事例が多い。これはすべてネットロボットに代わると思われる。
一つは連れ合い、子供、友人のネットロボット化である。
連れ合い、子供は忙しくて話し相手になれなくても、情報をネットロボットに入力しておいて、日常の対話はほとんどネットロボットが相手をする。高齢者は何度でも同じ話を聞いて欲しいし、何度でも同じ手紙を見直したりして、懐かしむ、ネットロボットは子供、友人と同様の対応を行い、夜中でも早朝でもパートナーになれる。ネットロボットが対応できないような意外な話の展開になれば、ネットロボットは子供、友人本人へ連絡し、実際にこの場に参加することを求める。
2つは、まったく他人であるが、高齢者が話をしたい人をネットロボットとする。
この場合は有料になると思われる。これは亡くなってしまった往年の大スターでも、趣味の華道、あこがれのパリの画家でも構わない。日常的に対話し、教育から、人生相談、バーチャルデートまで可能である。意欲的な高齢者は自分のネットロボット、ロボットをクローンし、逆に稼がせることも考えられる。
3つは、死んでしまった連れ合い自身をネットロボットで再現することである。
この場合、高齢者が仏壇に向かって話しかけるのをレベルアップしたネットロボットとの対話と考えることが出来る。仏壇と話す高齢者はその仏壇から連れ合いの言葉を引き出し聞こえたと感じ、自分の愚痴、自分の意思決定の確認を求めたくて、仏壇へ向かって話すことが多い。彼らは連れ合いの言葉を聞きたいと願う気持ちが強い、したがってこの心理を利用すれば、よりネットロボットをうまく機能させることができる。生前にできるだけ、生の連れ合いの言葉をネットロボットに入力させておけば、そのネットロボットの効果は高くなる。仏壇をロボット化することもより高い効果を期待できるかもしれない。
1つめの連れ合いが生きている間から、このネットロボットが機能しておれば、その連れ合いが亡くなったあともスムーズにネットロボットは仏壇へ移行できると思われる。体の弱い連れ合いが、自分の没後のことを考えて、ネットロボットへ知識、情報を移行させておくといった事例も増えてくるとも思われる。
死ななくなる人間
連れ合いの死後もネットロボットが機能すると、周囲から見れば、その人が死んでいるのか生きているのか分からなくなる。家訓を残して、死んで後も子孫を縛ることをする人がいるが、ネットロボットを残して、自分の死後も影響を与えようとする人は多くなると思われる。
生まれ変わる人間
子供達の教育のためにニュートン、アインシュタインをネットロボットにすることは物理学の嫌いな子供を減らすと思われる。声も骨格から再現できる。過去の偉人達は次々生まれ変わって、社会貢献をする。
オードリー・ヘップバーンはいまだにCMタレントとしては最高価値を持っていると言われている。彼女はテレビのCMの中では生きている。彼女をネットロボット、ヒューマノイドロボットに生まれ変わらせることが考えられる。
絶滅動物もキャラクターもロボット化で社会貢献
絶滅したドードー、恐竜、ネアンデルタール人のロボットは教育的意味を持っている。ディズニーランドはウオールト・ディズニーが自分を永久に生かせるためのロボット的存在とも考えられるし、子供達はミッキーマウスという仮想の生物と遊びに出かける、彼とその仲間達は世界でもっとも高い売上を期待できるロボットになる。
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