Q:ビッグデータにもいろいろ種類があり、1つのデータを大量にとる場合とある対象物に対していろいろなデータを収集するという場合があると思う。が、マップとセンサ、両方なければならないと思う。しかしながら、現状ではとりあえず何でもデータ蓄積しておこうという状態にとどまっている。データを出す方に、メリットがあるということがわかれば、データビジネスに迄発展する可能性があると思うがどうか。
A:基本的にはマーケティングに活用されていく事例が多いと考えている。マーケティングを行う際にシミュレーション的な使い方が導入できる。インターネットの中には未来が入っているという話がある。インターネット上の、バーチャルなマーケットの中で、販売前に売れるかどうかを、判断することが可能になる。シミュレーションに関して日本は非常に弱い。マーケティングでのモニタリングに関するシミュレーション技術は、欧米が非常に強い関心を示めしている。
Q:マーケットシミュレーションという話がなされたが、バーチャルのマーケットでも既存のデータを用いていると、本当に新奇性の高いラディカルなイノベーションには対応できないのではないか。
A:まったく違う商品をシミュレーションするというのは非常に難しい。そのような商品を出す際に人間の出番がある。