M2Mの考え方が人工知能と結びつくと、工場では部品と設備が、都市では家電、自動車などの製品がインターネットで交信して、自立判断し、ロボット化する。都市では、例えば、自動車で運転中に、運転者の運転パターンで体調を調べ、自動車がインターネットし家電に伝へ、家に着いたときは、家電が体調に合った暖かいお粥を作って待っている。これが近未来の都市生活のイメージである。現在でも、飛行機のエンジンにはセンサと故障判断ソフトがついており、エンジンの部品を自動的に調べ、交換すべき部品を空港、パーツセンターへ連絡、着陸したときは交換部品が既に手配され届いている。
米シスコシステムズによるとインターネットにつながるモノ(シング、M:機械・機器)は2013年で100億台と推定されている。既に人類の数70億人を上回ってインターネットの最大顧客である。Mは現在はまだ人間がサポートして機能する。スマホはインターネットからデータを集めても最後は人間が判断して使っている。しかし、人間が介在する作業は人工知能化で徐々に減っている。やがてほとんど自立してインターネットで交信し合うMが登場する。2020年には500億台がインターネットに繋がると予測している。人類の7倍の数である。
GEはソフトバンクと2015年M2Mサービスを外販し、サービス料を両社で折半する。
GEはソフトバンクと2015年M2Mサービスを外販し、サービス料を両社で折半する。
現在、電力会社が各家庭に普及させようとしているスマートメーターもM2Mである。
スマートメーターは「インターネットでのロボット化」を目標としている。
例えばある家庭が屋根で太陽発電をしている。
その家庭のスマートメーターは、発電して余った電気をインターネットで他のスマートメーターへ自動的に販売する。
購入希望の中でもっとも高い値段を付けたスマートメーターへ自動販売するのである。
各家庭、企業のスマートメーターは電気販売で所有者に利益を与えるべく、インターネットでやりとりを行う。
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